【不登校初期】保護者がやるべき2つのこと

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関西出身、2児の父親、学校の先生をしています。ちゃかです。


子供
子供

今日学校行かない。

保護者
保護者

学校行きなさい!!

ちゃか先生
ちゃか先生

ちょっと待った!!今回はこの動画を見て考えようか。

YouTubeでの動画がためになったので共有するで。記事の中で、自分が感じたこと、自分なりの考えを伝えとるでしっかり聞いてや!

不登校・行き渋り 初級講座〜「学校、行きたくない」への3つの視点〜

出典 :(不登校・中退の方のゼロからの学び直しTV)

この記事では、

・不登校になってすぐは子供にどう接したら良いの?
・接する上で注意する点って何?

と思っている保護者の方に向けて

・不登校ジャーナリストである石井しこうさんが話した2つポイント
・そこから考えた私自身が感じたことや考え

をそれぞれ解説していきます。

ちゃか先生
ちゃか先生

この記事を見たら、不登校の子供をもつ保護者が最初にやるべきことがわかるよ!

石井しこうさんが話した2つのポイント

今回の動画で、石井さんは「焦らず休むこと」、「雑談が大事」の2つポイントを話しとったな。

1 焦らず休む

焦らず休むことでも3つポイントがあり、

出典 :(不登校・中退の方のゼロからの学び直しTV)

といったことを解説しとった。

(1)心の傷は見えづらい

石井さん曰く、心の傷は見えづらい。これは他人からも見えづらいし、自分からも見えづらい。学校に行かなくなって、子供が家の中にいると、それが傷ついて家にいるのか、怠けて家にいるのか、親としては判断しづらい。って言っとったな。

自分の見解も無理に登校させることには反対やな。考えてみてほしいけど、子どもって一週間学校サボるかな?どうだろう?もしかしたら、サボる子もおるかもしれんけど、今まで楽しそうに学校に行っとて、一週間行かんようになることは少ない違うかな。一週間は例えばの例で、特に目安となる根拠ではないけど、想像してみてほしい。

後、ほんまに学校行きたくないときの拒否反応を子どもは出しとると思う。それを見逃さないようにすることも大事やな。「学校行けよ!」って保護者が言うことに対して、

・荒々しく怒ってくる
・物に当たる
・部屋に閉じこもる

などの対応をした時に「いつもと違うな。」と感じることはめちゃくちゃ大事だと思う。

ちゃか先生
ちゃか先生

保護者も仕事行かなあかんし、急いでるのはわかるけど、そこでちょっと子供の変化に気づくことは大切やな。

(2)学び直しは短期でも

石井さん曰く、学び直しは短期でもできるよ言ってたな。

もちろんコツコツと積み重ねていくことは大事だし、保護者ならそうしてほしい気持ちは絶対にあると思う。学校の先生からもそう教わってきたからな。ただ、想像してみてほしいのは、心身が不安定な状態で勉強できるかな?

保護者自身も自分が不安定な時に

・仕事が手につかない
・ネガテイブなことを繰り返し考えてしまう

みたいなことはあるんとちゃうかな。

ちゃか先生
ちゃか先生

その状態で子供が学校に行ったところで全然勉強が身に入らんで。ましてや、友人関係や先生とのトラブルだったら、絶対無理やと思うわ。

(3)焦る理由にこそ・・・

石井さん曰く、保護者が焦る理由にこそ、本当に学校に行きたくない理由があるんじゃないかって話しとったな。保護者は受験をしっかり頑張ってほしいから、勉強遅れてほしくないから学校にいってほしい。でも子供は、受験のプレッシャーを感じたり、何か違和感がある。そこの保護者と子供の意見や考えが噛み合わない感じがまた、学校に行くのを妨げるって感じかな。

これも想像してもらったらええけど、会社とかでも上司や同僚と意見が合わんかったら、ギクシャクするよな。ましてや、なんか高圧的に言われたら、やる気なくならへんかな。この怒りや悲しみの感情をうまく使って、「わかった!よし頑張ろう!」って思えるんなら、ええんやろうけど、なかなかそう考えるのは難しいんちゃうかなと思う。

ちゃか先生
ちゃか先生

子供にとっても同じこと、焦って言えば言うほどうまくいかへんで〜!

そしたらこういう意見が出てくるかもしれんな。

保護者
保護者

焦らず休むってどれくらい待ったら良いんですか?(怒)

みたいな意見も出てくると思うけど、これは正直誰にもわからんし、答えはないと思う。

ただ、1つ言えることは「今、できることって何があるんだろう?」って考えることは大事。
そして、実行すること。その1つがもう1つのポイントの雑談と違うかな。

2 雑談が大事

雑談が大事では2つのポイントを解説しとった。

出典 :(不登校・中退の方のゼロからの学び直しTV)

(1)直感や発想力の向上

石井さん曰く、雑談は脳のいろんなところを使うって言ってたな。話すために、思い出したり、その思い出したものを頭の中で拾ったり、整理したりして、実際に言葉として発するということをやっとる。そういった過程を踏んでるから直感発想力が向上するみたいやな。

ちゃか先生
ちゃか先生

話すだけでもいろいろな能力を使っとるんやな。

(2)失敗に強くなる

石井さん曰く、失敗に強くなるってのは自己肯定感が関係していると話していたな。自己肯定感が高まることで「自分はできる!」と思ったり、失敗しても安心な状態でいることができるって感じやな。

注意する点は雑談するから自己肯定感が高まるわけではない。雑談することで安心できて、自己肯定感が高まっていくと思う。まずは家庭で雑談する中で家庭を安心できる場所にし、そこから外の世界(学校など)に行ける準備にするってことが大切だと思うで。家で雑談したからといってすぐに「自分はできる!」と思って、学校に行けるようになることはないでな。

ちゃか先生
ちゃか先生

家庭をしっかり安心できる場所にしてあげることが、ものすごく大事やで!

中学生を対象とした研究

不登校の子どもを対象にはしてないけど、ある研究でも雑談の重要性は示唆されとるで。

家庭での休息感居場所感があると感じている中学生は雑談が多いことが分かっとる。

ただ、雑談の中で

・進路や将来のこと
・目標に関すること

などの進路相談的な雑談は休息感や居場所感があることに相関しなかったという結果もでとるみたいやな。

要は、子供が安心できる(休息感や居場所感)を求めるなら、進路相談的な雑談は効果がないということや。子供があんまり考えたくないこととか、すぐには思いつかないようなこと聞かれてもプレッシャーを感じるからな。

保護者自身も例えば、仕事場で上司から

・将来どうなりたい?
・どういう仕事をしていきたい?
・仕事をしていく上での目標は?
・その目標を達成するために何をすれば良いと思う?

とか聞かれたら「面倒くさっ。というかパワハラ?」ってならんかな。

ちゃか先生
ちゃか先生

子供のことを心配する気持ちはようわかる。ただ、家庭は子供が一番安心できる場所にしてほしいな。まずは焦らずって感じや!

保護者
保護者

じゃー、雑談ってどんなことを話したら良いの?

雑談は子供の好きなことを話す

基本は進路とか将来のことや目標以外なら何でもええと思う。そう言われてもわからん思うで、一番ええのは子供の好きなことの話しが一番ええと違うかな。

・趣味
・最近気になっていること
・好きなこと

などは無限に話せる思うで。ましてや学校に行っとらんかったら、ほとんど人と話す機会はないさかいに、子供は話したいこともあるといっぱいあるかもしれんな。

ちゃか先生
ちゃか先生

あくまで、保護者は聞き役やで。

聞く時のポイント

好奇心をもって話しを聞くことやな。

もしなんとなく知っている話でも

・その話を初めて聞くかのように聞く。
・気になったことやよくわからなかったことは質問する。

子供に質問してあげるとまた、会話が膨らむと思う。一緒に子供が話ている内容をパソコンとかスマホで調べてみるのもええな。さらに会話が増えると思うし、子供も画像とかと一緒に説明できるで、うまく言語化できない部分を言語化しやすくなるからな。

もし、ゲームとかなら一緒にやってもええし、遊ぶ場所とか行けるとこなら予定を立ててもええな。これでけっこう子供と話せるとちゃうかな。

ちゃか先生
ちゃか先生

好奇心をもって話をきくために憧れの人と雑談してるとイメージするのも効果的やで!

保護者
保護者

でも、雑談しようとしても子供が話してくれません。

ちゃか先生
ちゃか先生

そしたら、クローズ・ド・クエスチョンで聞くことやな。

クローズ・ド・クエスチョンで聞く

「クローズ・ド・クエスチョン」と「オープン・ド・クエスチョン」って知っとるかな?

クローズ・ド・クエスチョンとは

「はい」か「いいえ」で答えることができる質問。

具体例

・「今日はゲームしてたの?」
・「楽しかった?」
・「オンラインで友達と話したりした?」

みたいな感じやな。

本人がすぐに回答できるもので話しをすることや本人に負担をかけないようにすることが大事やな。

オープン・ド・クエスチョンとは

「はい」か「いいえ」では答えられない質問。

具体例

・「今日何してたの?」
・「そのゲームの中で一番難しかったステージは何だった?」
・「そのステージの何がそんなに難しかったの?」

みたいな感じやな。

ちゃか先生
ちゃか先生

質問内容を見てわかる通りクローズ・ド・クエスチョンは「はい」か「いいえ」で答えるだけで、本人の負担は少ない。うなづくだけでもできるからな。話しができない場合はまずはそこからやな。

応用編

「クローズ・ド・クエスチョン」から「オープン・ド・クエスチョン」に移していくのもありやな。

具体例
保護者
保護者

今日はゲームしてたの?

子供
子供

うん。

保護者
保護者

オンラインで友達と話した?

子供
子供

うん。

保護者
保護者

誰と話したの?

子供
子供

〇〇君。

保護者
保護者

なんか言ってた?

子供
子供

学校来て一緒に遊ぼうって言ってた。

ちゃか先生
ちゃか先生

最初はクローズ・ド・クエスチョンで調子がでてきたら、オープン・ド・クエスチョンみたいな感じやな。

保護者
保護者

それでも、子供が話してくれません。

あいさつと時間の共有

そこまできたら、今までの関係をほんまに見直していかな厳しいな。

見直す上でやるべきことはこの2つだと思う。「あいさつをすること」と本人と何かしらの形で「時間を共有すること」

「おはよう!」、「いってきます!」「ただいま!」、「おやすみ。」とかあいさつをすることでコミュニケーションをとることができるで。もしかしたらは返事はないかもしれんけど、こっちがやれることはやっていかなあかんな!

後、時間を共有することは「テレビを一緒にみるだけ。」とか「ご飯を一緒に食べるだけ。」とかやな。まずは一緒の時間を共有するところから始められるとええな。

ちゃか先生
ちゃか先生

ちょっと厳しいことをいうと、これらのことを疎かにしとると子供との信頼関係をつくるのは難しいで!もう一回見直していこうな!

まとめ:当たり前のことを当たり前に

「焦らず休ませる」ことも「雑談する」ことも当たり前のことやと思う。ましてや、「あいさつ」することや「時間を共有する」ことはなおさらやな。でも、今までの関係から当たり前のことができんようになってきとることもあるんちゃうかな。

子供は不登校になったら、学校に居場所がない。それで家庭でも居場所がなくなったら、どうしたらええかわからんようになるわな。だから、焦らず休ませたり、雑談をしながら、子供が安心できる居場所を家庭に作ってほしいな。

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