関西出身、2児の父親で、学校の先生をしています。ちゃかです。
子どもが学校に行けない理由がわからない。
見守ることが大切だと分かっていても、具体的にどうすればよいの。
「見守りましょう。」ってよく言われていけど、基準が難しいよな〜。
今回もこの書籍で勉強しようか!
今回はこちらの書籍を読んだので、保護者のみなさんに共有するで。記事の中で、自分が感じたこと、自分なりの考えを伝えとるでしっかり聞いてや!
タイトル これでわかる不登校
監修 鈴木 正洋、市川 宏伸
出版社 成美堂出版
この記事でわかること
・不登校は自己防衛反応である理由とその本質
・子どもの回復を支える正しい見守り方と親の姿勢
・保護者として子どもにどう接するのが良いのか、具体的な対応方法
などを解説していきます。
個人的に偏った書籍解説
この書籍では、見守ることを推奨する内容が多く記載されていた。子どもが自ら動き出すまで粘り強く待つこと。保護者は登校刺激をすることなく、見守ることを重視し、子どもの回復を待つことが大切だといった内容であった。
著者紹介
監修として2人の名前が載っている。
・「ぶどうの会」(山梨県不登校の子どもを持つ親たちの会)代表の鈴木正洋さん。
・児童青年精神科医の市川宏伸さん。
個人的学びになった2つのポイント
この書籍を読んで学びになったことです。
・子どもが学校に行けない理由は自己防衛反応である
・正しい見守り方
じゃー、一つ目から見ていこうか!
子どもが学校に行けない理由は自己防衛反応である
子どもの学校に行けない本能的理由についてふれており、とても学びになった。
まずはじめに子どものストレスになるものとして
・勉強がわからない
・友人関係の問題
・先生との関係の問題
・クラスに馴染めない
などがある。
これらの問題は子どもにとって多大なストレスになり、このストレスが原因で学校に行きたくなくなってしまう。
不登校はこれ以上心が壊れないための「自己防衛反応」 p21
これは本能的な反応であるため、自分がなぜ学校にいけないのかわからない子どもも少なくありません。 p21
子どもに学校に行けない理由を聞いても、具体的にはよくわからないことがあるよな。これは本能的な反応だからわからない場合もあるみたいやな。
保護者自身もなんか調子が悪い時、どこか痛い時などはストレスがかかっている場合があると思う。
このストレスについて具体的にわからないなんてことはないかな。
また、具体的に原因がわかったとして、その原因が解決されても、まだ、調子が悪いなど改善されない時もあると違うかな。
極端に言うとなんか物事をやる時にやる気が出ない時はあるよな。それに近いと違うかな。
勝手な解釈だけど。
そして、筆者はこう言っている。
不登校は、これまでの環境を改善して、今後、自分らしく生きるために助けてほしいというサインでもある p21
不登校は、現在の環境にあっていなくて起こってしまう。それが学校なのか、家庭なのか、勉強なのか友人、先生、親との関係なのかなどいろいろな要因がある。全てかもしれない。
子どもが自分らしく生活できるように保護者ができることで環境を整えていくことも大切やな。
正しい見守り方
この本を読んでよく出てきた言葉は「見守ること」、「待つこと」
子ども自身の自己成長力・自己治癒力を信じて「回復を待つ」 p45
「登校刺激はせずに休ませて、子どもが自ら気持ちを表現するまで待つ」 p45
親は「見守る」という姿勢で p48
つい、「そろそろ学校に行きたい気持ちになった?」と聞いてしまいたくなるでしょうが、子どもが自ら気持ちを話すまで、親は見守ること。 p48
『子どもに寄り添い、立ち上がる力を信じて、任せて、待つこと』 p114
焦らずに保護者は見守り、子どもの回復を待つことを重要視しているようだった。
間違えてほしくないのは子どもに関与しないこと、無関心であることはは見守ることではない。子どもの対応に疲れ、対応が疎かになることも違う。
「子どもへの関わり方として参考になった親の姿勢」
・共感的理解
・受容
・明らかに危険なこと以外は子どもに任せて見守る姿勢を貫く
・安心できる居場所(家庭)をつくる
・普通の生活を続ける p127
図になってわかりやすく解説されていた。
子どもと会話する中で、子どもが話したことに「あ〜そうだったんだ!」、「うんうん!」とうなづくことや否定したり、保護者自身の価値観を押し付けないことが大切やな。
また、会話の場面だけでなく、子どもの態度や行動を受け入れること。イライラしたり、こうした方が良いなどの保護者の意見もあるが、子どものあるがままを受け入れる。危険なこと以外は見守る姿勢も大切。
不登校の我が子に「なんで学校に行かないの!」と思う気持ちから感情的になったり、保護者自身もなんか子どもと関わりづらい気持ちも出てくるかもしれない。
しかし、子どもの立場としては、そんな自分でも受け入れてほしいし、腫れ物に触るように気を遣うのではなく、いつも通り普通に接してほしいと思っている。
保護者自身も子どもにどう言うふうに関わることが長期的にみて有効かを考える必要がある。
もしかしたら、腫れ物に触るように接して、子どもも気を遣って、無理に学校に行くこともあるかもしれない。でも、それは本当に保護者が望んでいることなのか考えてほしいな。
正しく見守る姿勢を大切に!
まとめ
不登校は人間の本能から自分自身を守るために行われる行動であること。
子どもが生活しやすくするためにはどんな環境にしていくかを考えていく必要があること。
あとは、保護者は不登校の子を見守る姿勢が重要であること。
この記事を読んで少しは正しい見守り方がわかれば、幸いです。あとは実践していこう!
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