関西出身、2児の父親で、学校の先生をしています。ちゃかです。
最近子供が不登校になってどうしたら良いのかしら?
私ばかり、子供と接しているけど、夫の役割って何かないの?
いろいろと悩んどるようやな。
この記事を読んで行動あるのみやで!
今回はこちらの書籍を読んだので、保護者のみなさんに共有するで。書籍の引用から私の考えを伝えとるでしっかり聞いてや!
タイトル 不登校、頼ってみるのもいいものだ
著者 小林高子
出版社 クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
この記事では
・不登校の子供を見守るばかりで、行動に移せていない
・母親・父親の役割を考えたい
・不登校の原因への対処ばかりに目がいってしまう
と悩んでいる保護者の方に
・行動する勇気がでる言葉
・具体的な母親・父親の役割
・不登校の原因を解決する前に家庭で行うべきこと
について書籍をもとに解説していくで!
書籍の概要
不登校について整理するところから、家庭での母親・父親の役割など、「こんな視点で考えれば良いんだな」と参考になった。また、不登校になった時期からその後の対応方法なども時期ごとに記されている。最後に、不登校”迷路”のこたえも参考になるものだった。
著者紹介
- フリースクール元気学園の校長先生
- 工学博士
- 脳の神経伝達物質に関する研究をしており、それに基づいて、独自のカリキュラムで治療教育をしている
個人的学びになった3つのポイント
私が学びになったポイントはこの3つやな。
・親が変わらないといけない
・家庭での母親・父親の役割
・不登校を整理してみた
どんどん解説してくで〜!
親が変わらないといけない
学びになった部分の引用
子供と会話が成立するような関係をつくるには、子供ではなく、親の方からの働きかけが必要であること p3
親の考え方が変わらないと、子供は元気にならない p22
これまでとは違うやり方をとりいれるからこそ、新たな可能性が生まれます p83
不登校になるのは、子供に原因があるとしても、不登校からの再出発は親の役割であり、責任です p166
私の考え
当たり前のようであまりできていない部分。結局は行動あるのみ。それは、人生のどんなことでもそうやな。仕事ができるようになることも何かスポーツが上達することも全部はこれやな。不登校の問題だけが違うということはないわな。
私自身も子供との関係でメンタル的に良くなかった時期もあった。いろんなことを不安に思った時期もあったけど、メンタルに良い習慣とかを調べて実行して、少しづつ改善されていった感じはあるからな。
最近は不登校に対して「無理をさせず、見守りましょう。」みたいな意見を良く聞く。私も無理をさせることには反対やけど、そんな中でも何ができるかが大切。保護者は子供が変わってくれるだろうと信じる人もおると思う。でも、現状を変えるには自分自身が行動することが絶対必要。受け身の姿勢では何も変わらへん。「見守り」を子供に関与しないことと捉えてしまうと、なおさら何も前には進まん。
まずは、保護者が変わる勇気をもつこと。仕事が忙しくても、子供が言うことを聞かなくても放任するのではなく、まずは何かを試してみることが大切やな。保護者が行動しなければ現状は変わらない。
もし、何をするべきか迷うのであれば、こちらをどうぞ。私の考えをまとめた記事やで!
家庭での母親・父親の役割
学びになった部分の引用
【母親の役割】
信頼できる誰かに「つなぐこと」 p88【父親の役割】
もし、家の中で他人の目のない空間で母子関係に歪みが生じているとしたら、救い出せるのは父親だけです p115家で子供が暴れた最初の日、「その日」こそ、お父さんの出番です。とくに、男の子に対しては、「俺の妻に何をするんだ!」と妻(母)を守る夫(父)になって、お母さんを守ってください。 p134
もし親子関係が逆転するのを認めたら、その日から家庭の文化が変わります p134
私の考え
私は父なので、どうしても父親よりの意見になってしまうけど、一般的には父親よりも母親が子供と接する機会は多いように感じている。それが正しい分けではない。そんな中でそれがメリットになることは、父親は母子の関係を客観的に見れるということや。「なんかいつより妻が感情的だな。」とか「妻と話している時の子供の様子がいつもと違うな。」とかそういうのを違う目線で見れる部分はあると思う。全部を妻に任せるのはあかんけど、そう言う目線で見て、妻や子供のフォローに周ることもできる。もちろん自分が子供と向き合わないといけない場面はあるけどな。
あとは、家庭はあくまで子供のサポート役。保護者が家でもガミガミと子供を指導しようとしても、なかなかエネルギーは溜まってこない。家庭でできない部分を信頼できる誰かにつなぐことが大切。親から言われる内容と学校の先生から同じことを言われた時に、親の言葉と先生の言葉では全く違う。ましてや教育関係の仕事をしとる人はなおさらやな、仕事と同じテンションで言っても、伝わらないと思う。我が家も注意が必要やな。
最後に愛している自分の妻を守ること。父親としては、「俺の妻に何をするんだ。」は印象に残ったワードやな。
そう言える父でありたい。
不登校を整理してみた
学びになった部分の要約と引用
著者曰く不登校は二層構造になっている。
Aエリアは学校に行かない。行けない不登校の原因。Bエリアは親の言うことを聞かない。意思疎通ができない親子の葛藤。この2つの要因が不登校を作り出している。
Aエリアは根本的な原因の部分だが、Bエリアは家庭での問題の部分。
また、著者はAエリアが重要だと言っている。
不登校って、本当の原因にあたらない限り、解決しないのです。 p20
不登校になる原因と、不登校になって親の言うことを聞いて動かないことは別問題 p20
私の考え
どうしても不登校になった原因は何かと考えてしまう。原因があって結果があるわけでそれが当たり前。でも、原因を解決する前にやるべきことはある。著者も言うとるけど、改善するのはまずは家庭の問題から。子供とうまく話せないとか、言うことをきかないとか、そういうことから改善する必要があるな。保護者ができることは子供との信頼関係をしっかり築くことと、学校などにも相談していくことやな。保護者が全ての原因を突き止めて解決させるのは難しい。
自分が信頼できる人に頼ることが必要やな。
まとめ
不登校を二層構造で整理していてわかりやすかった。不登校に関わる人たちはそれぞれでいろんな意見をもっていると思うけど、勉強になるな。母親、父親の役割についても具体的で、面白い視点だった。そのほかにも、子供や保護者からのアンケートの声や不登校になってからの家族の復活と再生のストーリーなども書籍には書いてあったので、参考になる部分は多いと思う。
不登校”迷路”のこたえも本を読んで確かめてみてな!
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